Lesson20-3 シーンに合わせたティー・パーティー

シーンにあわせて

季節以外にも、シーンに合わせてティー・パーティを開催することもできます。ゲストや開催場所に合わせて、自由な発想で紅茶を楽しんでみましょう。

◆ナーサリーティー

Alinute Silzeviciute/Shutterstock.com

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活用シーン

  • 子供が多く参加するティーパーティ
  • 子供の誕生日会
  • 新学年での親子の交流の機会・・・など

ぴったりのアイテム

  • 渋みが少なくミルクティーで飲みやすいティー
  • 子供が喜ぶ甘いティーフード
  • 野菜を美味しくアレンジしたティーフード
  • キャラクターの紙ナプキンやティーセット

ナーサリーティーとは、もともと子どもに紅茶のマナーを学ばせるためのティータイムですので、子どもがお友だちをお招きしたときや、子どもたちと一緒にお母さんたちをお招きしたときなどに企画してみましょう。

きちんと着席してお茶や食事を頂いたり、お茶は音を立てずに静かに、ナイフやフォークの使い方など、たまには子どもたちに改まった場を体験させることは、とても大切なことです。お母さんたちにとっても、良い体験となるでしょう。子どものお行儀のよさや気遣いをほめてあげながら、楽しくティーマナーを学べるようにしてあげましょう。

ティーフードは、ツナや卵のサンドイッチ、マフィンや野菜を使ったケーキなどがお勧めです。紅茶は、ミルクティーにして砂糖を多めにしてあげると、子どもにも飲みやすいものになります。

◆ピクニックティー

Kryvenok Anastasiia/Shutterstock.com

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活用シーン

  • お花見や森林浴の季節
  • アウトドアが好きな友人と
  • キャンプなどの野外イベントと合わせて

ぴったりのアイテム

  • 野外用のクロス
  • 籐のバスケット
  • 保温ポット
  • アウトドア用のカップや紙コップ・・・など

春や秋は、外で過ごすのにとても気持ちの良いシーズンです。近くの公園にバスケットを持って出かけましょう。ランチもかねて、ティーフードはサンドイッチやパイなどの軽食を多めに持っていきましょう。素敵なクロスや籐のバスケットなどがあると、雰囲気も盛り上がります。

ただし肝心の紅茶は、残念なことにおいしい最上のものを味わうのが難しくもあります。家で淹れては時間とともに風味が落ち、最近の保温性の高いポットでも遠出の際にはやはり冷めてしまいます。お湯を持って行ってその場で淹れても、ゴールデンルールのような最高の状態のお湯ではキープできないため、いつものような紅茶にはならないでしょう。しかしそこは、普段とは異なる美しい空気と豊かな自然の景色を、たっぷり満喫する時間にしましょう。紅茶もいつもとは違った味わいになるはずです。

本気でおいしいお茶を野外で頂くためには、ヤカンやカセットコンロなどを持っていくという方法もあります。ピクニックにわざわざこれらを用意するのは手間ですが、キャンプなどの野外イベントと合わせての開催であれば、これらの器具はそろっているでしょう。

◆ガーデンティー

活用シーン

  • ガーデニング好きの友人と
  • 外で遊びたい活発なお子様と一緒の機会に

ぴったりのアイテム

  • お気に入りのテーブルクロス
  • ガーデンテーブルとチェア
  • 肌寒い季節にはティーコージーとブランケット

日差しの強い夏の午後や春秋のさわやかな季節には、やはり屋外でお茶を飲みたくなるものです。街のカフェでも開け放したオープンテラス席などが人気の季節です。

ピクニックティーではゴールデンルールでお茶を淹れるのは断念せざるを得ませんが、ガーデンティーなら大丈夫。庭先の木陰などにテーブルを出して、お茶を味わいましょう。

暖かい季節に外で味わうお茶は、やっぱり見た目にもきれいなアイスティーが一番です。たっぷりの氷に熱くいれた紅茶を一気にそそぐと、香り高く澄んだ美しい琥珀色のアイスティーになります。ミントの葉やレモンを添えてもいいでしょう。ベルガモットの香りのさわやかなアールグレイが一番です。

まだ少し肌寒い時には、暖かい紅茶で体の中から温まりましょう。紅茶が冷めてしまわないように、ティーコージーは必須アイテムです。

ティーフードは、さっぱりとした軽いものを準備しましょう。シフォンケーキや軽いクッキーなどなどのシンプルなお菓子がお勧めです。

Lesson20のまとめ

確認テストで学習した内容を確認し、知識を定着させましょう。
ここからLesson20の確認問題を行うことができます。