日本の紅茶ブランドⅢ
- ロウレイズティー LAWLEYS TEA
- アフタヌーンティー Afternoon Tea
- 新宿高野
- ジークレフ G clef
- ティージュ TEEJ
- ディンブラ Dimbula
⑨ロウレイズティー LAWLEYS TEA
ロウレイズティーの歴史
谷口安宏氏が、1984年に「本場イギリスのティータイムを日本に広めたい」と設立したブランドです。紅茶の販売は、「ゆとりのあるティータイム」というコンセプトの下1988年から始まりました。残念ながら2015年に閉店となりましたが、その後も商品がオークションサイト等で取り扱われるほど、ブランドとしての地位を確立しております。
特徴
現地から直輸入した茶葉を日本の水に合うようにブレンドしており、バラエティ豊かな品揃えが特徴です。
特に人気なのは、甘いキャラメルの香りが特徴的な「ザ ハウス オブ ロウレイズティー キャラメル」などのフレーバーティーですが、ヴィクトリア調デザインのティーウエアなども人気で、トータルコーディネートを楽しめるところも魅力のひとつです。
またオリジナルの茶道具の中には、自分で茶葉を選んでブレンドティーを作ることができるティーブレンダーなどもあります。
アフタヌーンティー Afternoon Tea
アフタヌーンティーの歴史
雑貨と飲食を一体化させるという衣・食・住を同時に提案するスタイルで、1981年に渋谷に開業しました。
紅茶やスコーンといったイギリスのアフタヌーンティーを、リビングに併設したティールームで提供し、そこで使用した器をリビングで販売するという斬新な販売手法が、若い女性を中心に人気を博し、現在に至ります。
特徴
専任ティーブレンダーによる「アフタヌーンティー」
紅茶は、独自のブレンドである「アフタヌーンティー」をはじめとして、フレーバードティーなども展開しています。アフタヌーンティー・ティールームの茶葉は、インドの専任ティーブレンダーがブレンドしているので、同店のフードメニューとの相性も良いことも愛される理由の一つでしょう。
「アフタヌーンティー」は、ストレートやミルクティーなど、どのような飲み方でも楽しむことができ、飽きのこない飲みやすさにこだわった商品で、インドのアッサムとニルギリの茶葉を使用し、スッキリとした後味と美しい濃いオレンジ色の水色が特徴です。その他にもチャイを入れるのにピッタリな茶葉「チャイ」なども人気があります。
アフタヌーンティー・ティースタンド
2013年には、本格的な紅茶はもちろんのこと、新感覚のティーラテなど、自由な発想で作られた新感覚のティードリンクも楽しめる「アフタヌーンティー・ティースタンド」がオープンしました。
新宿高野
高野紅茶の歴史
1885年に創業した「高野商店」が、本格的に果物専門店として果実問屋の経営に着手したのは1900年のことです。以来、マスクメロンの販売やフルーツパーラーの営業などを展開し、現在では新鮮な果物だけではなく、果物を使ったスイーツも人気となっています。
特徴
果物専門店として有名ですが、少量ながら紅茶も扱っています。ダージリン、ニルギリ、アッサムといったインド紅茶を中心に、季節限定のフレーバーティーなどのラインナップもあります。日本紅茶協会認定のインストラクターとティーアドバイザーが、クオリティーシーズンの茶葉を厳選して商品を提供しており、リーズナブルな価格も魅力的です。
新宿などに展開しているタカノフルーツパーラーでは、こうした紅茶とともに、果物を贅沢に使ったスイーツが人気を集めています。
ジークレフ G clef
ジークレフの歴史
鮮度の高い紅茶や中国茶を扱う日本のメーカーです。「原産地から直接買い付けた“シングルオリジン”」の茶葉への注目が集まるなか、2000年頃に吉祥寺に紅茶専門店として開業しました。
特徴
店内にはカフェが併設され、多くの人でにぎわっています。「紅茶を作る人と飲む人の距離を近づけたい」という想いからシングルオリジンにこだわり、茶葉はオーガニック農法を採用している茶園から直接仕入れています。
季節ごとに中国茶や台湾茶なども含め60種類ほどの扱いがあります。特に紅茶は、イギリスの食品品評会「great taste award」においても2年連続で高い評価を受けました。
ティージュTEEJ
「おいしい一杯の紅茶が飲みたい」というシンプルな思いから、1985年に創業した新しいブランドです。
特徴
新鮮で、質の高い紅茶を提供するために、ベストクオリティーシーズンに摘み取られた茶葉を、直輸入するというこだわりをもつブランドです。ティージュの紅茶は、季節ごとの味わいを楽しむことができるのも魅力の一つです。
全国でティーセミナーなども行っており、最新情報などは公式HPで確認することができます。
TEEJ webページはこちら
ディンブラDimbula
紅茶研究家の磯淵猛氏が、1979年に開業した紅茶専門店です。スリランカ南西部の紅茶の銘産地である「ディンブラ」が名前の由来です。
特徴
その名の通りスリランカのお茶を専門に扱っています。紅茶の専門家が運営しているお店だけに、紅茶の品質の高さはもちろんのこと、年に3~4回直輸入される新鮮な茶葉が紅茶通に人気となっています。
直営店は、神奈川県の藤沢にありますが、ここではワッフルとともに紅茶を頂くことができます。紅茶を気軽に学べるイベントや、本格的な講座が開かれているのも特徴です。