Lesson7-8 紅茶ブランド・日本Ⅱ

日本の紅茶ブランドⅡ

  • 日本紅茶 レストランブレンド
  • えいこく屋
  • カレルチャペック紅茶店
  • リーフルLEAFULL

 

⑤日本紅茶 レストランブレンド

日本紅茶の歴史

20世紀初頭、欧米の紅茶需要の高まりを機に、日本も紅茶を生産して輸出しようとしていました。結果的にそれは断念することとなるのですが、この時国産紅茶の輸出を目的に静岡に作られたのが、「日本紅茶」です。

その後国産紅茶の国内販売を手がけ、1960年代にイギリス最大手のブルックボンド紅茶と業務提携、国内製造販売を行いました。2000年に一度製造販売が中止されましたが、2012年再開となります。

特徴

レストランブレンドは、1980~1990年にかけて日本で最も多く飲まれていた製品をモデルとしたもので、当時の香味をテイスターが復活させたものです。

 

⑥ えいこく屋

えいこく屋の歴史

紅茶とインド料理の店として、1979年に名古屋に開業したのがえいこく屋です。そのため、紅茶のほかにもハーブやスパイスを扱います。

特徴

茶葉は毎年オーナー自ら現地に赴き、品質を確認してから仕入れを行っています。シーズンにあわせて、中国、スリランカ、インド、ケニアなどから直接買い付けた紅茶230種あまりを厳選して販売しており、季節ごとのフレーバードティーも人気です。

えいこく屋

 

⑦ カレルチャペック紅茶店

カレルチャペックの歴史

ティーブレンダーであり絵本作家、イラストレーターである山田詩子氏が「おいしい紅茶を楽しく」をコンセプトに、1987年にオープンさせたかわいいパッケージが人気の紅茶専門店です。

特徴

紅茶やハーブのブレンドは山田氏のオリジナルで、クオリティーシーズンの茶葉も、山田氏自らが試飲し茶園を選んでいます。

紅茶のクオリティーはもちろんのこと、山田氏のデザインしたパッケージのかわいさが女性の絶大な支持を集めており、紅茶やイギリス菓子などに関する著書も人気です。

 

 

⑧リーフル LEAFULL

リーフルの歴史

リーフルは、ダージリンをメインとした独自のブレンドティーを展開する、1988年創業の日本のブランドです。

特徴

多種多様な茶種

ダージリンのほかにも、アッサムやニルギリ、シッキムなどのインド紅茶、スリランカや中国、ネパールの紅茶なども扱っており、ブレンドティーをはじめ、香料にこだわったアロマティー、50を超える種類のハーブティーなども人気です。また、希少価値の高い中国茶なども扱っています。

人気の商品はもちろんダージリンですが、気軽に飲めるティーバックのミルクティー、チャイなどにも向いているアッサムなど、特徴的な茶葉も取り揃えています。

茶葉へのこだわり

毎年クオリティーシーズンごとにインドに赴き、現地人々と紅茶栽培・生産に関わるという経営方針により、「最高品質のピュアフレッシュガーデンティー」を新鮮なうちに提供することを目指しています。ダージリンのオカイティ農園などには専用エリアが設けられており、そこで栽培された茶樹からは、特に高品質の茶葉が作られています。

ホテルやレストランでも

ホテルやレストランなどにも採用されている高い実績を持つブランドです。三越銀座店地下に設けられている「デセール・テ」では、さまざまなイベントも開催されています。また、ここではオーダーメイドティーのご注文も受け付けており、テイスティングもすることができます。

LEAFULL