Lesson2-4 インドの茶葉③ドアーズ

ドアーズ Dooars

北東インド、東ヒマラヤの麓に位置するドアーズは、ダージリンとアッサムの中間に位置します。

この地域は海抜90~1750mの平原から丘陵地帯を成しており、ブータンの山々を源流とするいくつかの川がしばしば氾濫を引き起こします。その氾濫によってつくられた肥沃な大地が、茶樹を育みます。

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気候

年間の降雨量は、アッサム同様3500mmにも達し、5~9月までがモンスーンの季節です。比較的過ごしやすい短い夏と、冷え込みの強い冬が特徴です。朝と夜には冷たい霧に包まれます。

産地の特徴

栽培面積はおよそ7万㏊。周辺には、国立公園や野生動物の保護区などがあり、観光業が盛んな地域でもあります。

アッサムに似たマイルドな味わい

茶樹はアッサム系のものが主体で、シェードツリーも見られます。ほとんどがCTC製法で、その多くは国内向けティーバッグの原料となります。香味ともにアッサム茶に似ていますが、マイルドな味わいが特徴です。

  • 生産時期:3月~11月
  • アッサム系の茶葉で、外観は暗褐色
  • 水色は濃い赤色
  • どのような飲み方にもよく合います。

ドアーズは、観光業も盛んで「茶摘み体験」などもできます。