ルフナ Ruhuna
シンハラ語で「南」という意味の名前ですが、特定の地名ではありません。ルフナとは「(スリランカの)南部」の標高600メートル以下の地域を指します。
標高は0~600m、ローグロウンティーの産地で、ルフナの茶葉は独特な風味と深みのある色合いで人気があります。
強く発酵させ強乾燥することで、真っ黒な茶葉になるため、ブラックリーフとも呼ばれており、日本ではあまり馴染み深くありません。
主に中東やアフリカ、ロシアなど濃い紅茶を好む地域で人気があり、たっぷりの砂糖を加えてチャイとして飲まれています。

気候
4~6月、10~11月が雨季となる、高温多湿の気候です。高温多湿の気候が、茶の生育を早めるため、およそ一週間ごとに茶摘みが可能となり、年間を通して生産が行われます。
高温多湿の気候は茶葉の発酵にも影響を与え、外観は強い発酵を反映した黒褐色となります。
需要が高まるルフナのローグロウンティー
典型的なオーソドックス製法をとっており、ルフナを含めたスリランカのローグロウンティーの需要は高まっています。この地域の茶樹の多くは、アッサム系です。
硬水でいれるのに適したお茶であり、中近東への輸出が増加しています。
7~9月、1~3月には良い品質のお茶が生産されます。
- 茶葉は強い発酵を反映した黒褐色
- 水色は濃い赤褐色
- 香味はあまり強くなく、ややスモーキーな香り
- 渋みは強くなく、コクがあるのが特徴
- ミルクティーがお勧め
Lesson3のまとめ
確認テストで学習した内容を確認し、知識を定着させましょう。
ここからLesson3の確認問題を行うことができます。