マラウイ Malawi
マラウイは、アフリカ南東部の「大地溝帯」に位置する内陸国です。湖や川が多く、国土のおよそ1/5を占めます。紅茶は、標高400~1300mの高地で栽培されますが、ケニアやタンザニアなどと比較すると、低地の部類に入ります。
気候
熱帯に属しますが高地は冷涼で、かつ熱帯モンスーンにも属しているので、5~10月は乾季となります。年間降水量や気温の地域差が大きいのも、この国の特徴です。
産地の歴史
マラウイはアフリカでも早くから紅茶栽培がおこなわれていた地域で、19世紀後半ごろに始まったといわれています。もともとはコーヒーの栽培がおこなわれていましたが、害虫の発生により茶の栽培に転換されました。現在、紅茶はマラウイの主要輸出品となっています。
LTP製法による茶葉粉砕
通年で栽培が行われますが、ベストシーズンは雨季に入る12~4月とされています。この5ヶ月で、年間生産量の8割近くを生産します。多くの場合、ティーバッグの原料として他の紅茶とブレンドされます。
製造は、LTP製法というCTC機ではなくフードプロセッサーのような機械を使って茶葉を破砕する方法で行われています。
- 茶葉の外観はやや明るい褐色
- 水色は鮮やかな真紅
- 軽やかな香味とさわやかな渋み、ソフトな口当たりが特徴
- ストレートでもミルクティーでもどちらにもよく合う
