インドネシア Indonesia
大小さまざまな島々から成る赤道直下の国であるインドネシアの茶葉生産は、ジャワ島やスマトラ島で行われています。ジャワ島は首都のジャカルタがある島ですが、この島の西部が産地です。
スマトラ島はその面積の半分以上が森林で、茶の栽培は北部の傾斜地で行われています。ほぼ年間を通して茶の生産が行われており製造はオーソドックス製法が主流でBOPが多いですが、一部ではCTC製法も行われています。
気候
四方を2000m級の山々に囲まれた丘陵地帯であり、熱帯でありながら日中の気温は28℃程度、夜間でも18℃程度なのでとても過ごしやすい気候です。
産地の歴史
19世紀後半から本格的な茶の栽培が始まり、第二次世界大戦前までは旧オランダ領東インド諸島として、インド・セイロンと並ぶ紅茶の一大生産国でした。
第二次世界大戦やその後の国内混乱により荒廃しましたが、1960年代に政府が茶園を国有化するなどして生産体制を立て直した結果、ジャワ島とスマトラ島を中心に生産が高まり、現在では生産量・輸出量とも世界第4位のインドネシアにとって重要な輸出品の一つとなっています。
インドネシアのウエディングティー
インドネシアには、王族の結婚式ではお茶を飲むという儀礼があります。 
- 茶葉の外観は赤褐色
- 水色は透明感のある赤色から赤褐色
- 渋みは弱くマイルドで、スパイシーな味わいやトップノートの若くさわやかな香りが特徴
- バランスの良いお茶でどのような飲み方にも合う
- 渋みが少ないためアイスティーもお勧め
