Lesson7-11 紅茶ブランド・ドイツ

ドイツの紅茶ブランド

  • ダルマイヤー Dallmayr
  • ロンネフェルト Ronnefeldt
  • ティーブティック Tea Boutique
vengerof/Shutterstock.com

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①ダルマイヤー Dallmayr

ダルマイヤーの歴史

ヨーロッパ屈指の一流デリカテッセン」として有名なドイツのダルマイヤーは、1700年に創業した小さな雑貨店から始まりました。やがて、バイエルン王室、ドイツ皇帝から王室御用達として重用されるようになります。

その後、「コーヒー部門」と「紅茶部門」とを設立、双方で高品質の商品を生み出してきたドイツ屈指の老舗ブランドです。

特徴

紅茶は、有名紅茶園とのコネクションから厳選された茶葉を選別しブレンドされます。上質なハーブティーなども人気があります。

独自の製法のフルーツティー

特に、茶葉をブレンドせず、独自の製法で乾燥させたフルーツやヒマワリの花などを用いた香り豊かなフルーツティーには定評があります。リンゴやオレンジ、ハイビスカスやヒマワリの花など使った「フルーツガーデン」、レーズンとバラの実、ハイビスカスを使用した「トロピカルドリーム」、マンゴーとパイナップル、マリーゴールドの花などが入った「マンゴーフリップ」などがあり、どれも名前を聞いただけでも心が躍るような、魅力的な香りのするフルーツティーばかりです。

ダルマイヤー ダージリン 1stフラッシュ

代表的な紅茶は「ダルマイヤー ダージリン 1stフラッシュ」です。爽やかなマスカテルフレーバーと、若々しいダージリンのさわやかな風味が特徴です。一番摘みの茶葉は、その最高の香りを十分に楽しむことができるよう、ストレートティーがお勧めとされています。

Dallmayr

 

② ロンネフェルト Ronnefeldt

ロンネフェルトの歴史

1823年にヨハン・トビアス・ロンネフェルト氏によってフランクフルトに創立された、ドイツ紅茶の老舗です。優れた品質、時間と手間を十分にかけて、独自のブランドを創り上げました。

特徴

ドイツ国内の5ツ星級のホテルはもちろん、世界で唯一の7ツ星ホテルであるバージアルアラブホテル(アラブ・ドバイ)でも使用されています。

Ronnefeldt

 

③ティーブティック Tea Boutique

ティーブティックの歴史

1880年代、ドイツ北部のブレーメンで創業したのがティーブティックです。ブランドのロゴには天秤が描かれていますが、これは紅茶を量り売りしていた頃の名残です。

高級茶とハーブティーの専門店として、上流社会の人々を中心に愛され、以後広くヨーロッパで人気を博し、1970年代には、日本にも進出しました。

特徴

高品質のフレーバードティ

ティーブティックの紅茶と言えばフレーバードティーが有名で、花やフルーツの入った洗練されたフレーバードティーには特に定評があり多くのファンがいます。

その茶葉に大きな特徴があり、一般的にフレーバードティーに用いられるのは、BOPやBOPFのグレードの茶葉ですが、ティーブティックではトップグレードであるOPを用いています。こうした良質な茶葉を用いることにより、ストレートティーで味わうことができ、その香りが引き立つといえます。

レッドアップルティー」は、スリランカの茶葉にリンゴをブレンドし、甘さと爽やかさが特徴的なフレーバードティーです。一度飲むとやみつきになるというおいしさもさることながら、優しいタッチで描かれたリンゴの絵が印象的なパッケージは、人々を魅了してやみません。可愛らしいガラス瓶のパッケージも人気の秘密です。