Lesson1-7 データから見る紅茶

「茶」は世界的に栽培がおこなわれており、インドや中国など、ティーベルトに含まれる地域の国々で盛んに生産されています。

ここでは、数字から世界の茶の状況を見ていきましょう。

世界の茶の生産量

では、具体的な数値を分析してみましょう。まず、農産物の「茶」の生産国は中国が第1位となっており、インド、ケニア、スリランカと主要国が続きます。ちなみに日本の世界ランキングは10位です。日本も、茶の生産では世界的な産地ということができます。

茶の生産量

これを紅茶の輸出量や生産量と比較してみると、スリランカやインドが首位となっていますので、中国のお茶はほとんどが緑茶などであることがわかります。したがって、日本の紅茶もこうした主要国からの輸入となっています。

世界の紅茶消費量

消費量については、総量で見るとインドが他を大きく引き離してトップです。しかしこれを人口で割った一人当たりの消費量でみると、イギリスがおよそ2㎏近くの消費を誇っており、やはりイギリスは紅茶大国であることがわかります。