ショートブレッド
紅茶と相性バツグンな、スコットランドの伝統菓子であるショートブレッド。「short」は、「サクサク」「ポロポロ」とした食感の、という意味です。
材料4つで作れる、シンプルだけどリッチな味わいと食感を楽しみましょう。
【材料】(直径16㎝タルト型1台分)
- 薄力粉:150g
- 無塩バター:60g(賽の目に切り室温にもどす)
- 砂糖:60g
- 塩:少量
- グラニュー糖(仕上げ用):適量
【作り方】
① フードプロセッサーに、薄力粉、バター、砂糖、塩をいれる。全体がボロッとして、ややまとまったような状態になるまで撹拌する。(周りに張り付くようならOK)
② 型の底にオーブンシートを敷いたら、①を入れる。中心は軽く、縁はギュッと押さえるように敷きこむのがポイント。スプーンの裏でならすとよい。
③ 160℃に温めたオーブンで20分焼く。さらに上にアルミ箔をかぶせて10~20分ほど焼く。薄いきつね色になったら完成。焼きすぎると硬くなるので注意する。
④ 焼きあがったら熱いうちに、型の中で8等分する。上にグラニュー糖を振りかけて、冷めたら型から取り出す。
ジンジャーブレッド
スパイスがたっぷりのジンジャーブレッドは、ハイティーでもおなじみのティーフードです。
材料に含まれる「トリークル」と「ゴールデンシロップ」は、イギリスではポピュラーな甘味料ですが日本では少々手に入りにくくなっています。
特に「トリークル」は日本での販売はなく入手がかなり困難なものです。そこで本来のレシピにできるだけ忠実にするために、近い風味をもつ甘味料である「モラセス」を使います。
【材料】(26㎝のパウンド型1台分)
- バター:115g
- きび砂糖:80g
- トリークル(またはモラセス):50g
- ゴールデンシロップ:50g
- 卵:1個 (常温に戻す)
- 中力粉(薄力粉でも可):175g
- ジンジャーパウダー:小さじ1/2
- シナモンパウダー:小さじ1/2
- 塩:少量
- 牛乳:115ml(常温に戻す)
- しょうが汁:小さじ1/2
- 重曹:小さじ1/2
A:中力粉と、ジンジャーパウダー、シナモンパウダーは、合せてふるっておく。
【作り方】
① 型にオーブンシートを敷き、オーブンを150℃に予熱。
② ボウルにバター、きび砂糖、トリークル、ゴールデンシロップを入れて、湯せんにかける。砂糖とバターが溶け、全体をなじませるように木べらでよく混ぜる。火からおろし、粗熱をとる。
③ 卵をとき、②に加えて混ぜる。このとき②のボウルが十分に冷めていないと、卵が固まってしまうので注意する。
④ Aを③に加えて、粉っぽさがなくなるまでよく混ぜる。
⑤ 牛乳にしょうが汁、重曹を加えて混ぜ、④に加える。しっかりと混ぜ合わせること。
⑥ 型に生地を流し込み、150℃のオーブンで1時間くらい焼く。粗熱をとり、型から外す。
アレンジレシピ
ショートブレッドの形をアレンジ
イギリスでは大きくて丸いショートブレッドをカットするのが一般的でしたが、クッキーのように形をアレンジすることも可能です。生地を焼く前に四角くカットしてフォークで後を付けたブロックタイプ、型抜きをするタイプなど、お好みで様々な形にすることができます。
型抜きする際には、生地を薄く伸ばし過ぎるとせっかくのショートブレッドの食感が半減してしまいます。厚めの生地でバターと食感を愉しみましょう。
カップケーキにしてアイシングする
ジンジャーブレッドをカップケーキ型で焼き上げ、クリームアイシングを施してみましょう。小さなカップケーキをたくさん作って、ティースタンドにも飾る事ができるようになります。


